YCPマネージングパートナー兼マネジメントサービス事業部共同統括である片野大輔は、このたびCNNの取材を受け、日本の建設業界が直面する生産性に関する課題と、その解決における3Dプリンティングの役割について見解を述べました。
同記事では、資材価格の上昇や労働人口の高齢化、さらに住宅建設分野における長年の生産性に関する課題を背景に、日本において3Dプリント建設への関心が高まっている現状が紹介されています。
その中で3Dプリンティングは、従来現場で必要とされてきた最大7つの専門工種を統合できる可能性があり、工程間の調整を簡素化することで住宅建設の生産性向上に寄与しうると指摘しています。
さらに、建設生産性が5〜10%向上するだけでも、国内において数兆円規模の生産能力創出に繋がる可能性があるとし、3Dプリンティングを単なる新技術ではなく、人手不足や工程間調整の非効率といった構造的課題に対する現実的な解決手段として位置付けています。
また記事では、日本初の2階建て3Dプリント住宅「Stealth House」にも言及されています。同プロジェクトは株式会社 築が株式会社オノコムなどと協働して開発したものであり、厳格な耐震基準を満たしながら建設期間の短縮を実現しうる技術として注目されています。
本記事は、建設テクノロジーの進化、労働力制約、そして生産性向上の観点から、日本の建設業界が今後どのように新たな建設手法を取り入れ、人口動態の変化や地域の住宅需要、将来的なインフラ需要に対応していくべきかという重要な論点を提示しています。
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エキスパートプロフィール
片野 大輔(YCPマネージングパートナー/マネジメントサービス事業部共同統括)
日本を拠点とするマネージングパートナー。15年以上の経営コンサルティング経験を持つ。主に戦略立案、事業変革推進を専門としており、PEファンド、小売・消費財、IT・通信などの業界への知見が豊富。