2026年9月、NTT DATA INTELLILINK Corporation(NDI)、YCP、AI Brain Partners(ABP)は、共同ホワイトペーパー『生成AI時代のシステムインテグレーション ~AIエージェントが再定義する「提供・ガバナンス・人材」、2030年への道筋~』を公開しました。本ホワイトペーパーでは、企業におけるAI活用の進展がシステムインテグレーション(SI)の役割をどのように変えつつあるのかを考察するとともに、AIエージェントが企業活動に組み込まれていく中で、企業が優先的に取り組むべき戦略課題を整理しています。
また、2026年初頭に策定した7つの仮説について、最近の動向を踏まえて5段階で評価し、AIをめぐる議論がモデルの性能や開発スピードを超えた段階へと移行しつつあることを論じています。その中核となるのが、AIエージェントの権限管理、運用状況の監視、監査証跡の確保を実現するAIエージェント・コントロールプレーン(制御基盤)です。また、企業がAIを大規模に展開するにあたっては、特定プラットフォームへの依存や業界固有の要件を踏まえた実装についても検討する必要があると論じています。

さらに、本ホワイトペーパーでは、企業を取り巻く環境変化にも着目しています。各国政府による輸出管理や主権に関する要件、国家安全保障上の措置が先端AIモデルへのアクセスに影響を及ぼす中、AIプラットフォームの選定は、技術面やコスト面だけでなく、地政学的な観点とも密接に結び付くようになっています。その結果、AIモデルの可搬性、事業継続性、コンプライアンス、そして長期的な戦略の重要性が一段と高まっています。
「もはや問われているのは、AIを導入すべきかどうかではありません。どのAI基盤を選択し、どの業界・業務で活用し、どのように信頼性を担保し、誰を次の5年を担う人材として育成するのか――こうした具体的な問いこそが、いま企業に求められています。」
本ホワイトペーパーは、NDI、YCP、AI Brain Partnersが共同で提唱した仮説を検証する、全3回シリーズの第1弾です。各ホワイトペーパーでは、実際の市場動向を踏まえて仮説を検証するとともに、企業におけるAI活用の成熟が経営にもたらす示唆を考察しています。
ホワイトペーパー全文は、こちらよりご覧いただけます。