クライアント
シンガポールに本社を置く売上高75億米ドル規模のグローバル青果物サプライヤー。ASEAN地域を中心に事業を展開し、5つの製造拠点および160の配送拠点を有しています。
概要
前例のない青果廃棄物処理施設の立ち上げに際し、体系的なソーシング、調達、サプライヤー評価プロセスを構築することで、循環型経済構想の事業化を支援しました。
課題
クライアントは、青果廃棄物を活用した処理施設という前例のないプロジェクトを推進していましたが、サプライヤーの専門性不足、技術要件の変動、スコープ変更、ならびに約650万米ドル規模の予算制約といった課題に直面していました。
アプローチ
YCPは、青果廃棄物処理施設の立ち上げに向けて、調達・購買・プロジェクトマネジメントを統合したソーシングプログラムを設計・実行しました。
まず市場調査およびサプライヤー開拓を実施し、85社のグローバル設備サプライヤーにRFIを発行するとともに、フィリピン国内の40社のサプライヤーと連携し、建設・ユーティリティ・現地インフラ領域の供給網を構築しました。
さらに、プロセス要件をエンジニアリング仕様へ落とし込むための技術ワークショップを実施し、評価基準およびKPIを整理しました。その上で、RFP分析、技術評価、プレゼンテーション、現地視察、能力検証を含む体系的なサプライヤー評価プロセスを構築し、最終的なパートナー選定を実施しました。
また、予算最適化の観点から、建設および設備の見積精査、価格モデル分析、複数回の交渉を通じてコスト構造を精緻化し、品質および納期要件を維持しながらバッファコストの削減を実現しました。
エンゲージメントROI
総予算650万米ドルに対し110万米ドルのコスト削減を実現し、17%のコスト効率化を達成しました。また、設備および建設において100%のオンタイムデリバリーを達成しました。さらに、フィリピンにおけるローカルサプライヤーネットワークを構築し、他製造拠点への展開が可能な循環型経済モデルの確立に貢献しました。