第50回日本・ASEAN経営者会議：持続可能な未来に向けた強固なパートナーシップの推進

2024年11月6日～8日にタイ・バンコクにて開催された「第50回日本・ASEAN経営者会議（AJBM）」はASEAN、日本、タイの主に企業経営者を集め、資本投資や共同プロジェクトを通じて経済関係の強化を促進しました。各国が直面する課題に対して議論を深め、日本とASEANの関係当局に実行可能な政策を提案し、各国の経済発展を促進するためのプラットフォームとなる重要な国際会議となっています。

本会議では「今行動を起こさない場合、ASEANは今後10年間でどのような事態に陥るか？」
という問題提起をきっかけに、各国それぞれ関連性が高くそして経済への影響力も大きい食料安全保障、モビリティ、観光という3つの主要産業に関して焦点を当て、分析・議論が行われました。

また当社はこれらの課題に関する３つの報告書を発表いたしました。[Food Security]、[Mobility]、[Tourism]。調査結果をもとに、政策立案者や企業に対して持続的な変化を生み出す大胆な改革を促すインスピレーションと戦略を提言しています。

東南アジアにおける食料安全保障、モビリティ、観光

現在東南アジアは急速な都市化や気候変動、そして不安定な経済状況によってこれらの課題に直面しており、持続可能な成長と回復力が求められています。

AJBMの報告書では、各産業が直面する課題に対し分析を行い、各国地域全体での横断的な協力を仰ぐロードマップとフレームワークを提言しており、それぞれ次のような内容が含まれています。

• 食料安全保障 – 気候変動におけるリスクや輸入に依存している現状に対し、持続可能な資源確保および最適化を実現し、強固な食料生産システムを構築する戦略案
• モビリティ – 都市化によって起こる環境汚染や交通渋滞に対応し、モビリティを向上させ、排気ガスの排出量を削減するための電気自動車やスマート交通システムなどの解決策
• 観光 – 人気の観光地が環境的な負担に直面している中、代替となる観光地を促進し、地域の観光資産を維持するための共同アプローチ

それぞれの課題に対する解決策の詳細について、是非ホワイトペーパーをダウンロードしてご確認ください。